ワインのコルク栓はみかけだおし
この間アメリカからの友人と話をしていて、なんで日本のビールは缶ばかりなのか? と聞かれた。 そういえばアメリカではビン(300mlぐらい)が主流。 缶もあるけどメキシコの安ビールとかが多い。
そこで、缶のすばらしさを一気にまくし立てたが、友人はにっこりと微笑みながらワインの話をしてくれた。
コルクで栓をするのが主流だけど、手で開けられるネジ式のものもある。 高級ワインはコルク栓ばかりでネジ式は安ワイン中心。 でも実はワインを空気から守るという”栓”という役目ではネジ式のほうが圧倒的に優秀なのだそうだ。 しかもコストもかなり安くおさえることができるとのこと! (ブジョネの心配もないしね)
ただし、コルク栓のブランドイメージができあがってしまっているので、高級ワインは低機能で高コストのコルク栓を使い続けているのだそうだ。 (ナンテコッタイ)
それと同じでアメリカだと、缶ビール=安ビールというイメージができあがってしまっているのだという。 (日本だと、重い・割れる・飲んだ後かさばる、の三重苦がそれを凌駕したのだろう、これぞエコ大国日本。 クルマ大国アメリカにはない発想だ)
なんとなくワインのネジ式は品質に不安感を持っていたのですが、これでむしろ安心。 安くて安定したワインが飲めるというもの。 そうでなくても日本だとワインとっても高いので、嬉しい情報でした。
Friday Night を Sunday Nightに
アメリカいた頃、金曜夜は家族の時間だった。 というのも周りが皆早くかえって家族との時間を過ごすから。 日本では金曜夜は仕事仲間あるいは友人との時間になりがち。 いまさら花金ではないだろうけどその風習が残っているみたい。
うちの場合はまだ子供が小さいので、子供中心に時間が過ぎる。 ゆっくり夫婦で話しをすることもなかなかできない。 そこで比較的(私が)朝早くから起きる事ができる日曜日は子供たちを十分に疲れさせて早めに就寝させる。 そしてDVDを見ながらワインを開ける。 これがいま私たち夫婦の週一の楽しみ。
おそまきながらHEROSに夢中。今週末はようやくSeason1の最後に到着する予定。
仕事が忙しく、家事も大変、夫婦の共通の話題は子供だけ、ちょっとしたことで喧嘩に、なーんて雰囲気になる前にSunday Nightを楽しむのはいいかもしれないです。
経験
大型案件を取り損ねた。昨年も同じ案件を落としているので2年連続の敗退。
失敗・敗退から多くの事を学べる。 昨年の苦い経験でもう学ぶことはないと思ったものだが圧倒的に甘かった。 まだまだ足りない。 足りないものは書物から得られるのであろうか? 知識は書物から得られるが、必要としているのは知識だけではない。 知識以上のものを学ぼうとするとするにはどうしたらよいのだろうか?
今日の日経新聞にあるオバマ次期大統領についてのコラムの中(アーミテージ元国務副長官の対談記事)に、
ケネディ大統領(当時)と会談したソ連のフルシチョフ首相(当時)はケネディ氏は若くて経験がないと判断し、キューバにミサイルを配備した
とある。
大型案件を取るのは楽ではない、最後の断末魔の叫びであるかのような狂った価格競争の中で巨大な会社がひしめき合う。 それでも前回も今回も勝てる要素は少ないながらも存在していた。 1%なのか0.1%なのかはわからないけど、そのチャンスを生かさなければ我々みたいな小さい会社に勝機はない。 来年はその可能性を生かすことができるのだろうか。 その活路を見出すために必要なものはさらなる経験しかないのであろう。
くよくよしていても仕方がない。今日もがんばっていこう!
ホリエモンの意見に賛成
麻生総理にはがんばってもらいたいけど、定額給付金はどうかと。
そんな中、ホリエモンさんの意見は面白い。もしできたら私も参加します。
NPO作るまえでも、だれかパパッと簡単な投票システム作って、使い道の意見だす(そして投票)のでもよいかと。
日本の半導体産業を憂う
弊社Alchipにとって、日本のIDMはコンペでもありお客でもある。 非常に微妙な関係だ。 私の日本の半導体観はほぼこの記事と同じ(補足したい内容はたくさんあるけど)。 遠くない将来、現在のIDMの数はかなり絞られる。(ちなみにLink先の内容は「Panasonicが三洋を買収検討」のNews発表前の内容)
多くの人に「ASICを提供できる会社は国内に何社残れる?」という質問を繰り返し問われる。 ケースとしては、最先端プロセスをASIC提供できる会社は0になる可能性も十分ある。 そうなるとどうなるのだろうか?
結論としては、日本のエレクトロニクス産業が衰退する可能性がある。 国内IDMは今まで、献身的なサポートと他国の追随を許さない低価格でASICを提供してきた。その費用対効果を考えると狂っていると言われるほど低価格で。 そのおかげで日本製品は低価格で高品質なものができた。 しかしながら結果、供給過多となり買い手市場時代に突入。 作り手よりも物流販売だけの人(ヤマダ電機やビックカメラなど)のほうが権力を持ち、儲かる構図ができた。
そして今、逆流現象が起こる最中、原料高沸の波で状況が変わりつつある。
さて、ここで国内IDMが淘汰されて今までどおりの超低価格・超高品質な部品が提供できなくなったらどうなるのだろう? あなたのデジカメも携帯も車もさまざまな電化製品が適正な価格(これまでよりも高くなる)に戻ると期待できる。 が、海外に目を向けたとき今まで通り日本製品の強みを保つ事ができるのだろうか? 非常に不安だ。
Alchipの立場的にはコンペとしてのIDMはとてもやっかいな存在。 だけど日本の将来を考えると単純に今の日本IDMがなくなると…。 であれば、Alchipのような企業が日本のIDMとかわらない”日本的な”献身的なサービスをできるかどうか、これがKeyになるのだろうけど、、、 うむーーーー 簡単ではないなぁ。