今日の日経新聞で一番怖いとおもったこと


話題の中心はJALの更生法申請と小沢幹事長周りの政治と金の話。どれも後ろ向きな話ばかりだけど、一番怖いと思ったのはこの記事。

韓国サムスングループ、レンズ交換式デジカメ発売

優秀な日本人が高額待遇で採用されていて、そこが力の源泉になっている可能性が非常に高い。それは多種の電子機器類でサムスンが行ってきた方法だからだ。レンズというのはアナログな世界でそれこそ伝承のむずかしい巧みな技の世界だと思っていたのだけど違うのだろうか?


コピーのしやすいデジタル機器は、ノウハウを伝承しやすいので巨額資金があれば力技で追いつく事が”比較的”容易であるとは思うが、アナログ的な世界にまで浸透してくると日本という国として非常に怖いことだと思う。


高額待遇を受けて移籍した方々を責めるのも筋違いだし、優秀な人材を放出せざるをえなかった企業を責めるのも解決にはならないと思う。グローバライズ化された現在ではこのような事象は様々なところで起こるのだろうと想像する。


そんな国を憂うる私はふと気がついた。


私の子供たち世代はこのように国を単位で考える世代なのだろうかと。


完全になくなるとは思えないけど、ずいぶんと意識が変わってきているのではないだろうか。それよりももっと違う単位、たとえばデジカメ業界全体とか、電子機器業界全体とかの枠のほうがより強い意識単位になっているのではないだろうかと。


もうすぐ38歳を迎える私はすでに過去の世代になってしまっている、そんな気分でうちのめされた朝でした^^;