パナソニック、三洋電機買収交渉へ


まさか、土曜の朝一からBlog更新するとは…今朝の日経新聞の一面の活字「パナソニック、三洋買収交渉へ」で目が覚めた。


電池事業を取り込みたい→エネルギー分野へ というのが紙面が予想するパナの意図とのこと。三洋は家電分野でもデジカメOEM分などかなりの勢力。なるほどパナとしては取り込むには良い相手と言える。大株主が三井住友・大和証券・ゴールドマンの金融3社で保有株70%を超えるそうで、ちょうど金融危機のこの状況での交渉は今期最高益を出したパナ側に有利なはず。さすがだ。


半導体に関して言うと1000億程度で売りに出そうとしたが、落札相手がお金用意できずにそのままになってしまった状況にようやく終止符が打たれることになる。パナがどうするのかわからないけど、かなりスリム化するのは間違いないだろう。


業界の人でないと構造がわかりずらいかもしれないけど、三洋はSamsung半導体の大口顧客のひとつ。Samsungは今回の一件で顧客をひとつ失うことになる。売上的にはあまり影響ないかもしれないけど(Samsung巨大だからねー)、最先端設備費とかに影響でるのだろう。


家電・半導体の業界再編とエネルギー分野の業界の行方を考える上で、”ひとつのできごと”になるこの交渉は注目していきたい。