組み込みソフトウェアの開発費が全体の約5割に--経済産業省が報告

ソース:CNET

報告書によると、2009年における組み込みソフトウェアの開発費用は総額4兆2000億円で、過去5年で約2倍になった。

また、開発費全体に占める割合は、2008年の42.4%から49%に上昇。機能の高度化や多様化が進むハードに対応するため、組み込みソフトウェアへの開発費負担も年々増加の一途をたどる傾向にあることを示している。

組み込みエンジニアの方々の大変さは横目で見ているのである程度は理解しているものの、ハード側から見た時にはうらやましいとしかいいようがない。
とはいえそれで組み込み屋さん達が大きく儲かっているかというと疑問もある。


ハードとソフトの成長方向性の乖離があるのがあるような気がする。ハードの設計段階でもう少しソフト側のFeedbackをもらいながら作れるとよいと思うのですが。。。


このあたり本気になったIntelとかがさらうことができるのか? ウインドリバーかったしね。(しかしVxWorksはどうするのだろう?)

 ドキドキ(不安)80% ワクワク(期待)20%


世界経済も、日本政治も、アジア情勢も、もろもろ各所混沌としていますが、負けず劣らず半導体業界も混沌としています。


ずいぶんと業界内での勝ち組・負け組の体制は決まったので、ミクロでは粛々と後処理を進めるだけなのでしょうが、半導体業界全体としてのポジショニングはどこに収まっていくのかが良く見えてません。


いくつか気になっている事を箇条書きすると

  1. スパコンチープ革命にさらされていた(←最近になって気づいた(^^ゞ)んで、これからはスカラーで、その下はクラウドで、もしかしてGPGPUとかという流れでFinal Answer? (実はここまだよくわかってないので勉強中)
  2. 日本のASIC系半導体東芝NECルネサスの2本柱体制になった時、日本の家電業界競争力は世界に対して今まで通りKeepできるのか?
  3. 2本柱体制になった時、東芝NECルネサスはどのレベルまで水平分業構造を取り入れる必要があるのか?
  4. その時、Samsungの日本マーケットへの侵入を日本チームはどれほど食い止める事ができるのだろうか?
  5. ものづくり工場が、日本→台湾・韓国→中国と移った。この先の移動はあまり考えられない、とした時の中国という国によるリスク
  6. 32nm・28nm全盛時代が本当に来た時には、またIDM型にもどってしまうのでは?(しかも今度は半導体製造装置のLayerまで含めて…は過激すぎ?)


なんとなく半導体業界から社会人デビューしたのが1995年。「産業のコメ」と呼ばれた残り香に後押しされつつ、熱狂的なシリコンバレーを羨望のまなざしで見ながら仕事を始めた。 あの頃は、間違いなくこの世で一番有望かつ自分に合った業界だと思っていた。 120%ワクワクしていた。


どうやら今は、”ドキドキ(不安)80% ワクワク(期待)20% ”といった感じ。上の箇条書きしたポイントから手始めに、日々のできごとをWatchしていけば、新しい何かが見えるような気がする。 

バラク・フセイン・オバマ大統領就任演説


なんとなく夜更かししていたので、Liveで演説を見た。単純にアメリカ人の結束力みたいなものがウラヤマシク感じた。 そしてそこに集った200万人(?)の人々の塊(かたまり)をみて、「あぁ、この国は再生する力があるな、大丈夫だな」とつぶやいてしまった。 一人でTV見ていたのに。


オバマ大統領は本当にこれから大変なのでしょう。そして日本の政権運営も違う意味で大変なのでしょう。


ケネディ大統領(1961年)は演説の中で、

わが同胞の米国人よ、国家があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたが国家のために何ができるかを問おうではないか


と呼びかけたそうですが、今の日本国民はまさにこの問いかけを真摯に自問自答すべきだと思います。

トロント寒い

junkonno2009-01-14



さきほど到着。


眠気もふきとぶこの寒さ、尋常ではありません。
アラスカ仕様の分厚いコートでも寒いなんて!


うぉーーー、さっみーーーー とひとりでぶつぶつ言いながら
トロントの町を闊歩。 あやしい視線なんて気になりません。
だってさむいんだもん。

 来年・再来年…


ネガティブな発言は連鎖するので極力避けるように日々心がけているが、これはもうがんばってなんとかなるレベルを超えている。 どこと打ち合わせをしても未曽有の市況変化を嘆く話ばかり。 まさに100年に一度のできごとなのだろう


がんばってなんとかなるレベルを超えると知ると不思議なもので笑えてくる。 ひとまず状況を笑った後は冷静に足元を把握する必要がある。 だってもうじき大津波が来るもの。


そんな中、今追いかけている案件が決まれば来年は安泰。 これを決め、しばらくは貝のようになって嵐が過ぎるのを待つしかない。

 梅田望夫x岩田聡x糸井重里 鼎談


おもしろかった。 話の内容もさることながら、写真の入り方が絶妙なためあたかもその場にいて座談会に参加しているような錯覚におちいることができる。 特に3人の肉声をなんらかの媒体で聞いたことがあるので、文字が音に代わる。 完全にVirtualにTrip Inした気分になれる。


構図としては岩田さんと糸井さんの仲良し二人に梅田さんが加わり、徐々に打ち解けあい3人の輪が均等になる。 そんな空気みたいなものが行間と写真から読み取れる。 すごいうまいよなぁ「ほぼ日」。 これ僕にとってはひとつのエンターティメントになっているもの。


内容については新たな情報を得るというよりも、3人が互いに共通項を探りながら話しを紡(つむ)ぎ、あらたな局面を楽しむスピード感がたまならない。 仮に本当にその場にいたとしても、発言できずに座っていただろうな。


あるレベルを超えた人たちの会話は無駄な装飾や説明がない。 レベル高い人達会議などでは気を抜いているとあっという間においてかれる。 そんな経験がある人はこの座談会にVirtual参加して自分のSkillを鍛えてみるのもいいかもしれない。