ドキドキ(不安)80% ワクワク(期待)20%
世界経済も、日本政治も、アジア情勢も、もろもろ各所混沌としていますが、負けず劣らず半導体業界も混沌としています。
ずいぶんと業界内での勝ち組・負け組の体制は決まったので、ミクロでは粛々と後処理を進めるだけなのでしょうが、半導体業界全体としてのポジショニングはどこに収まっていくのかが良く見えてません。
いくつか気になっている事を箇条書きすると
- スパコンもチープ革命にさらされていた(←最近になって気づいた(^^ゞ)んで、これからはスカラーで、その下はクラウドで、もしかしてGPGPUとかという流れでFinal Answer? (実はここまだよくわかってないので勉強中)
- 日本のASIC系半導体が東芝・NECルネサスの2本柱体制になった時、日本の家電業界競争力は世界に対して今まで通りKeepできるのか?
- 2本柱体制になった時、東芝・NECルネサスはどのレベルまで水平分業構造を取り入れる必要があるのか?
- その時、Samsungの日本マーケットへの侵入を日本チームはどれほど食い止める事ができるのだろうか?
- ものづくり工場が、日本→台湾・韓国→中国と移った。この先の移動はあまり考えられない、とした時の中国という国によるリスク
- 32nm・28nm全盛時代が本当に来た時には、またIDM型にもどってしまうのでは?(しかも今度は半導体製造装置のLayerまで含めて…は過激すぎ?)
なんとなく半導体業界から社会人デビューしたのが1995年。「産業のコメ」と呼ばれた残り香に後押しされつつ、熱狂的なシリコンバレーを羨望のまなざしで見ながら仕事を始めた。 あの頃は、間違いなくこの世で一番有望かつ自分に合った業界だと思っていた。 120%ワクワクしていた。
どうやら今は、”ドキドキ(不安)80% ワクワク(期待)20% ”といった感じ。上の箇条書きしたポイントから手始めに、日々のできごとをWatchしていけば、新しい何かが見えるような気がする。