世界の半導体製造装置市場,2009年Q3以降に回復へ

ソース:IT Pro

半導体メーカーによる2009年の設備投資額は243億ドルとなり,前年から44.8%減少するが,2010年には前年比20.9%増の294億ドルの水準まで回復すると同社は見込む。

統廃合が続いているこの業界なので、買う人が減っているわけだから不況がなくても装置業界は縮小方向に進むはず。そのような中、装置業界の市況が下げ止まるというのは、とてもうれしいNews。

分野別に見ると,ウエーハ製造装置市場の2009年の売上高は前年同期から47.1%減少し,2008年の同33%減からさらに減少幅が拡大する。

Fab Light化しているので、前工程に関する市場はさがりつづけるのは当然。

 半導体パッケージングとアセンブリ装置(PAE)市場は,2008年に前年比約25%縮小したが,2009年には同47%減になると予想される。景気の上向き状態が継続した場合,PAE市場は2009年下半期に回復方向に向かうという。

それに対して後工程部分の立ち上がりと

 自動テスト装置(ATE)市場は,前年比32%縮小するが,同年第2四半期に底を打ち,2010年および2011年に急成長する可能性があるとしている。

テスト部分の立ち上がりが見込めるというのは非常にリーズナブルな内容。

この通り進むのであれば半導体市場全体の復活は2010年後半には安定してきそうな気がする。