GPUがCPUを凌駕する時代が到来、鍵は"並列化"と"局所性"

ソース:マイコミジャーナル


内容としてはさほど目新しいものではないけど、NVIDIAの本気度がうかがえる。今まではいつNVIDAはCPU事業に入ってガチでIntelに対抗するのだろう?と思っていたのだけど、笠原一輝のユビキタス情報局
のレポートがふるっている。

NVIDIAx86プロセッサのビジネスを行なっていない。てっきり筆者はNVIDIAx86プロセッサのビジネスに参入するものだと思っていた…  (省略)

しかし、5月にNVIDIAのジェン・スン・ファンCEOに質問をぶつけてみたのだが、彼の回答はふるっていた。「すべての企業がビジュアルコンピューティングやパラレルコンピューティングの将来の話をしている。それなのに、いまさら過去の話(x86のこと)なんてする必要があるのかい?」、と。

 ファンCEOが言いたいのは、おそらくこういうことだろう。「今から金食いでAMDを除き誰もIntelにチャレンジして生き残れなかったx86ビジネスに有り金をかけるなんてバカげている、それよりもGPGPUに有り金を全部かけることで、GPUの重要性がCPUよりも増した場合、そのリターンは大きいものになる」。

1ファンとしてはx86 CPUなんいていらなくない?といっているこの言葉にカッコよさを感じてしまうし、将来はGPGPUだけのパソコンなんてできてしまう日を想像してしまう。そのためにはOSベンダーの協力が必要不可欠になるのだけど、いきなりPC向けに行くのはやはり抵抗勢力が強大だと思う。(同 笠原さんのご意見”“トロイの木馬”のようにユーザーのPCにはすでに強力なベクトルプロセッサが”は非常に興味深いけど)


そういう意味でもとってもマージンが高いHPC事業から落としていく戦略は非常に好感がもてる。一度辞めた会社だけどなんだかとっても面白そう(^^ゞ。