結果を出すには「寝技」力が必要?


身近な存在でとても不思議な人がいる。一見わがままで、ずぼら。一昔前の子供(現代の子供は規則にそった”いい子”が多いもんね)みたいな人。だけど普通見抜けない重要なポイントをいち早く看破し、それを解決する突進力がある。今の会社が成功している要因としてその人の力は非常に大きいと思う。


その人が言うに、私は「立ち技」が得意だけど「寝技」を使わない。潔(いさぎよ)すぎる。と評する。この二つの技の違いはなんとなく理解しているつもりだけど、「寝技」を拾得できずにいる。私を含めて多くの人がこの「寝技」というのを理解しているが実行しない(できない)あるいは、存在すら意識していないのではないかと思う。


ちょうど(?)福田総理が辞任されたけど、阿部元総理も福田総理も”潔い”決断をされていると思う。その人の言葉でいえば「立ち技」が超一流だから総理になれたけど「寝技」がないから結果を残せなかった、といったところか。


政治家の世界で考えるとなんとなく「立ち技・寝技」が意味するところが分かりやすい気がする。風評から推測すると小泉元総理は両方得意、小沢民主党党首は「寝技」が得意、などと邪推してしまう。


未だに頭から離れないのが、結果を出せる人とそうでない人の分岐点。頭はいいけど結果を残せない人(口だけ)というのは「立ち技」ばかり磨いているからなのかな?と思い始めている。では「寝技」とはなにか?という定義が問題になるけど、「事の流れの洞察力」+「わがままさ(信念)」をベースに「(失敗・周りからの評価に対する)無神経さ」を掛け合わせた能力値がある一定レベルを超えると覚えることができる”技”であるかな、と思う。


でもまだしっくりこないんだよなぁ。。。もう少し、もう少しな気がするけど。