初日 5月27日 日曜日


特に準備は必要なく布団のシーツと洗面道具だけ持参してくればよいとの言葉を頼りに、その通り訪問をした私。今まで全く宗教的なものに関わりがない私がどのような心境の変化を得られたのか、簡単に紹介してみたいと思う。


ちなみに当時の状況としては、現職を退職することになり有給を2週間消化。精神・体力ともに復活した頃合でこれからの人生をどう生きようか真剣に考え、悩んでいた。気持ちとしては90%以上アメリカに戻るつもりでおり、ちょうど最適な仕事のオファーも頂いていたので気持ちはシリコンバレーの快適な生活を想像し、その妄想を楽しむ時間が増え始めていた頃だった。




2:50PM 研修所到着

用務員風の男性が応対。5分ほど身の上話をした後部屋を案内して頂く。部屋の使い方の説明を受け、その時初めて内観を行う場所が各自の部屋で単独で行うと知る。部屋は8畳、独りで過ごすには十二分の広さ。2畳分の縁側もついており、タオルなどを干す事ができる。


内観は部屋の角を利用する。2枚屏風をついたてのようにして角に設置。半畳ほどの個人空間をつくる。そしてその中で自分自身を調べる作業に没頭するのだ。


と、そこまで説明を受けたところで、

さぁそれでは始めてみましょう

小学校1〜3年生の頃に、母親から

  1. して頂いた事
  2. して返した事
  3. 迷惑をかけてしまった事


について思い出してみてください。

とのことだが。。。いきなり過ぎて正直めんくらった。



4:15PM 中座

女性が来て面談室にくるように言われる。「内観」についての説明があるそうだ。最初に会った用務員風の男性がいる。この方はここの代表の方であった^_^;


(その内容を私なりにまとめたものがここのエントリーになっています)


その時に私を含めて3人の研修者が同じ部屋で説明を受けたが、研修者同士は挨拶すらするなというルールであったので、なんともよそよそしい感じがしたものだ。



5:55PM 初面接

たいした話は思い出せなかったが、なんとか取り繕う(つくろう)事ができた。なんのFeed backもなく、「次はいつの自分をお調べ頂けますか?」と問われるのみ。自分で決めるのだろうか?と躊躇していると、声色を変えて「3年毎に順番に」とつぶやかれたので「(あぁ、そういうことか)次は小学4〜6年の母に対する自分を調べます」と応対。



6:25 PM 夕食

  • 野菜スープ(白菜・竹の子・にんじん・大根・しめじ・水菜)
  • 鯖の味噌煮
  • オクラ・山芋あえ
  • 玄米
  • セロリのおしんこ


ちなみに、食事はかなり上手い。特に今回は野菜スープが絶品であった。



8:40PM 2回目の面接

前回よりも内容豊かにそれぞれのTopicsについて3〜5ぐらいづつ挙げる事ができたが、面接官は相変わらず何も感想など言ってくれない。話をただ聞いているだけ。なんだか話の内容そのものには関心がない様に思える。とてもつまらなそう。若干これでよいのか不安になる。



9:00PM 就寝

日記を書いているうちにすぐに寝てしまった。。。色々と焦る気持ちと悩む気持ちがいりまじっていたが、まずは内観の方法を習得する事に集中すべきという決意をしていた。