エンジニアではない社長は、エンジニアの心はわかり得ないのか?


先日のエントリー20%ルールは義務付けるべきか?について社内で論議をしている中で下記のような指摘を受けた。

そもそもエンジニアでない今野がエンジニアの為の制度(20%ルール)の定義づけをすることが間違っている。単に今野は”20%ルールが必要だ”と言うにとどめ、具体的な内容は技術者達の意見を募るのがよい。特に一流のエンジニアはエンジニアではない者にこの手の事を決められるのを毛嫌いする。

彼らを納得させるには、今野の役目としてのパート(売上げをしっかりあげるなど)の実績を作らない限り、エンジニアを納得させる事はできないだろう。


恐らくこの指摘は正しいのであろう。ただ本当にそれでいいの?と思ってしまう。


私の知るエンジニアではない社長で、まさにこれを実践している人がいる。エンジニア的な事には口を出さず、自分の役割をしっかりとこなす事によりエンジニア達からの信頼を勝ち得ている。そして現在この方法でうまく廻っていると言える。


ただしそこにはエンジニア達のあきらめがあるのも確かだ。「どうせ言っても伝わらない」「人種が違いますから」といったニュアンスの言葉をエンジニア側から良く聞く。


効率的には上記の指摘されたような方法が良いのであろう。また現実的には、いかに努力をしようがエンジニアの心をきちんと理解できる事はないのかもしれない。。。 それでもその努力をあきらめるような経営者にはなりたくない。そこは理屈ではなく”単純に人として相手を理解しようとする事をあきらめてチームとしてまともに動けるわけがない”という強い思いだ。


というわけで回り道かもしれないけど、がんがん口出していくのでヨロシク!(^_-)-☆>UIE Japan Team