自動化による顛末

junkonno2005-10-12



最近アメリカでの、国内線受付カウンターではセルフ・サービス・チェックインが主流になってきてまして、セルフしかない空港もちらほら見かけます。航空会社からみれば窓口業務員の削減ができるし、利用者側もサクサクチェックインできて今までみたいに長蛇の列に並ばずに済むので言い事尽くしです。まさにテクノロジー万歳。人力サービス何するものぞなわけです。

簡単にシステムを説明しますと、基本はEチケット。そこで予約番号を入力するかクレジットカードを入れるだけで自分の購入しているチケット情報がでてきます。座席などの確認をしてOKボタンをタッチすればチケットが発券されます。慣れると2分かからないです。


ただし荷物を預ける場合だけはさすがに窓口業務員の手助けが必要になります。荷物を預ける旨を情報確認途中に選択しておくと、その個数に応じてタグをプリントアウトしてくれるのですが、それを荷物につけてベルトコンベアーにのせる工程は係員の作業になるので、そこは待たなければなりません。


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(さてと、前フリは十分)先日サンフランシスコからシアトルに行く必要があり、気合で早朝7:00AM発のフライトを取りました。6:00AMにはカウンターに到着し、前には10人しか並んでいないので、余裕!と思いきや ご年配の方々が多くセルフ・マシンの前で立ち往生。20台近くあるマシンに対して係員二人。その二人がマンツーマンで手取り足取り対応している。10人近くが荷物をベルトコンベアーに乗せて貰う工程を待ちぼうけている。


やられました。私がマシンに到着したときには6:30AM 荷物を預けるには45分前にチェックインを済ませないとだめなんです。。。orz


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コードレス電話が十分普及しつくした時に冗談のような広告をまじめに出しているを見たことがあります。

「画期的発明! これでもう電話機を探さないですみます! コード付き電話機発売!!!」


おいおい!それふつーの電話だって。。。


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そのうち新しい航空会社が新しいサービスを始めるかもしれない。

「当社は人と人とのつながりを大切にします。 発券から搭乗、そして到着まですべてフェイスtoフェイスで行います」           


これもコード付き電話ぐらい馬鹿らしいんだけど、これだけ自動化で痛い目に合わされると、高年齢層を中心に意外と支持集めるかも。これで$300のフライトチケットが$350ぐらに高くなっても、安心代としてそちらのほうがいいもんねぇ。