ブログで転職
9月からUIEvolution社でお世話になることになりました。これまでの半導体畑から一新、ソフトウェアの会社です。先週末に退職したばかりで3週間の休暇が始まったばかりだと言うのに仕事がしたくてうずうずするほど楽しみです。
そもそもこの会社に転職するきっかけはCEOである中島聡氏とBlogを通じて知り合ったことから始まりました(出会うまでの詳細はこちら)。
今だから言えるのですが、Golfをした後で何気にUIEvolution社の業務内容を教えてもらいながら中島氏の描く夢を聞いていたら自然と話が盛り上がり、気づいたらいつシアトルに来る?みたいな話になってました。(中島氏と初めて出会って7時間目ぐらいの話です(^^ゞ)
SanJoseに戻った翌日信頼する先輩にこの話をしたところ、「じっくり考えてどうすべきか判断をしたい」という私に対し
「こういう話は考えすぎると判断が鈍ることもある、直感でいいと思った時の方が良い判断ができるときもある」
と後押しされて決心。
論理で推すと答えはNoになるものの、心の奥底にいる自分はもうその仕事をやりたくて仕方がない。直感でこれは大成功すると不思議なまでに確信していて、他のすべてがあまりにもどうでも良く感じてしまう状態に陥りました。
正直当時は興奮のあまり冷静な判断はできていなかったのかもしれません。しかし振り返って今、後悔など微塵もなく(結果の如何に関わらず)明らかに正しい決断をしたと断言できます。
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前職(NVIDIA社)を退社する際にExit Interviewなるもので「どうやって新しい仕事をみつけたのか?」という質問がありました。通常、友人の誘いとかヘッドハンターとかなんですけど、私正直に答えてやりました。
Blogを通じて出会った友人とGolfをしたらその人がCEOだった
そしたら、、、「え゛っ?!」 だって。。。そりゃーそうでしょう(^。^)
「……Blog ってなに?」
おいおい、Blog知らねーのかよっ orz シリコンバレーの代表的な企業の人事部がBlog知らないのは軽犯罪では?と思いながらも簡単になれそめを説明したら爆笑しながら聞いてました。
説明していてふと思いました。もしかしたら”Blogを通じて転職した最初の人間”とまでは行かなくても、日本人だけに限ればかなりいいセン(もしかしたら一桁台?)いっているのでは?と。。。(そこには何の意味もないのだが^_^;)
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出会って7時間目の相手の会社に転職を決心してしまうのは正気ではないかもしれません。でも今後はこういった事がより自然に行われていくのではないかと思います。転職までは行かなくても、Blogを通じた出会いがあった場合、ある程度どのようなタイプか?興味は何か?自分とウマが合うか?などはかなり先行して理解できます。
そのBlogの主がどのような知識レベルにあり能力を持ち合わせているのか、また信頼できる相手なのかというこもとかなり高いレベルでスクリーニングできるように思えます。と、なるとキャリア構築の立場からみると”個人Blogを持たないリスク”という考えが進む可能性があり、これはお見合い等をも含むすべてのマジメな出会いに関与する重要なツールになるのだなという実感を抱きました。
ただし実名開示は必須。ある程度の所属開示も必要となるでしょう。
さて日本はどこまでいくか?
日本にこそ、このBlogコミュニケーションによる出会い系システムが必要だと思うのですが、そこはニワトリ・タマゴですね。