[雑感]CostcoでLong Tailでの生き方を思う

junkonno2005-08-06


会員制大型量販店Costco、最近では日本にも進出している。(ちなみに日本での表記はコストコらしい。どっちかっていうと発音的にはコツコが近いと思うが。。)


大量に購入するかわりに格安。家族持ちには重宝する。私達も月に一度ぐらいティッシュ・トイレットペーパー等を中心に保存できて必ず使うものを購入すべく利用していた。


ここ数年はさらに利用回数が増えて2週間に一度行く。おむつ・ワイン・ビール・シリアル・電池・その他雑貨など。大体ワインなど10本以上をまとめ買いするし、野菜や果物も(量が異常に多いが)上手く人を呼ぶ機会に合わせて買ったり、夏場はBBQの機会が多いので肉にも手が伸びる。


さらにここ数ヶ月のCostcoはさらに変わってきた。元々品種としてはなんでも取り揃えてきていたが(車も売っている)、より単価の高いものへ、そして品質の手ごろなものへと取り揃えてきた(安かろう悪かろうではなく、ある程度の品質・デザインでそこそこの値段なものへ)


例えば家具。庭先に置くちょとした置物、たんすの脇におく不必要だけどあるとステキな台、不必要にゴージャスな椅子だが高級家具店で買うよりも3割引ぐらいの値段な代物。家電コーナーも充実していて様々な高級フラットテレビがずらりとならび、今までVideoカセットが占めていた棚はUSBメモリー1GBが$70そこそこで山積みされている。


限られた店舗にて多品種をそろえる為、一つ一つのデザインやメーカーは限られているが、良く厳選されているように思える。


ちなみに電話機を以前から取り替えたいと思っていた私は2~3回Fry'sやCircuit Cityで下見をして買う機種を決めていたところ、Costcoにてその機種が破格の値段で山積み。即買い。


さすがに家具は買わなかったけど、いつもの日用品に美味しかったワインが残り5本しかなかったので それを買占めてTotal15本買い、電話機を衝動買いしてその他もろもろ$500ぐらいの買い物になってしまう。(昔は平均$100も使わなかったのに…)


                    ◆


Long Tail的に多品種・他項目化が進むにつれ あまりにも選択肢が増え過ぎると、どれを買えば良いのかが分からなくなってくる。日用品などの普段の買い物は一度で手軽に済ませたい。でもお得に・良い物を手に入れたい。。。となると「この商品は、このブランドのこの型番が手ごろですよ」とアドバイスを受けたい。そしてそれだけが並んでいる場所で手早く買い物を済ませ、その空いた時間で自分の好きな分野の内容に時間を注ぎたい(私ならパソコンのスペックは穴が開くほど検討するなど)これがLong Tail的な世の中に必要なソリューションであろう。


そしてCostcoはまさに実践していると思われ、”一人頭の買い物単価を伸ばす戦略”と”敷地面積あたりの売上向上戦略”の双方が見受けられて好印象であった。。。。感心した私は帰宅後Costcoの株も即買いしちゃいました(^^ゞ