防火管理者講習を受けてきた
入居して(会社設立して)3ヶ月以内に資格保持者が防火管理者として登録しなければならず、その講習を予約するのに一ヶ月以上前から行わなければならないこともあり、行って来ました。(他にやることあるだろ!という突っ込みを背中に受けながら)
自動車免許の講習を見終わった後に「やはり事故はひさんだな…」と軽くブルーになりつつも事故防止の大切さを感じますが、同様に「防災は大切」という気分にすっかりひたれます。
本日の講習から得た内容で社内に伝えるべき内容を社内用Wikiにいれてみましたが、なにかの参考になればと思いこちらにも。防災の心得はやはり必要なものです。
「火災が起きたら…」 あわてず下記の順番で対応しましょう。
① 119番通報
誰かが連絡するだろうと思わず、まず、すぐに連絡する
上司の許可などは求める必要はなく、迅速に行う
とっさに住所が伝えられるよう準備をしておく
逃げ遅れ、火災の規模について連絡する
② 館内連絡
他のテナントにも通報する。非常警報装置・火災報知器などを作動
ビルマネジメントへの連絡
③ 初期消火
消火器の場所を予め把握しておく
消火器の使用方法を理解しておく
④ 避難誘導
逃げ遅れの人がないように確認
自社だけでなく、他テナントも
[通報文例]
1.火事です! :火災又は救急の事故の種別をはっきりさせる
2.所在地 :渋谷区富ヶ谷2-21-10
3.建物の名称 :木島ビル(2F)
4.火災の状況 :(出火位置・燃焼物・逃げ遅れの有無など)
その他:119番通報する際に0発信などで上手く電話がかけられず、軽いパニックに陥るケースがあるそう。あわてない、あわてない。
日ごろから確認事項
① 消火器設置場所
② 非常階段場所
③ 非常階段使用方法
地震対策
- 事業所単位の防災対策を講じる必要がある。P2144(消防関係法令集)
→災害時に自宅に帰れるような準備をしておく等(後日、詳細詰める必要あり)
- 災害時には自分で消防をする自覚をもつことが必要。
- 電気ガス水道がなくなったときにどうするのか、準備をしておく。
自衛消防活動
火災は初期段階にて消火活動を行うのが非常に有効です。また迅速に通報・避難を
行う為にも自衛消防活動は極めて重要であり、そのための組織を予め置くことが義務
づけられています。
任務分担をあらかじめ決めておき、誰がなにを、どう行うのか決めておく必要がありますので下記のように消防組織を構成します。
《自衛消防隊組織》
−−通報連絡班
|
自衛消防隊長 −− 消化班
|
−−避難誘導班
※班長は各役割を責任を持つ。隊員は班長の補佐を行い、班長不在時に班長として対応。
※各班長は報告を迅速に隊長に連絡を行う。
※各班不在時の場合には割り当て分担内容よりも「火事が起きたら」の優先順位に従って対応する。
<misc>
東京消防庁管轄の一日あたりの火災件数:17件
事業所における出火原因Top3
① 放火 (40%) :整理整頓・可燃物をおかない
② たばこ (20%) :不始末から
③ ガステーブル(10%) :料理店などのケース
特定防火対象物では、消化訓練及び避難訓練を年2回以上実施しなければならない。
- 非特定防火対象物では年一回以上
- 訓練後の検討が重要→新しい消防計画に反映させる
- 実施記録を残していく。(P258-259に実施結果表あり)
- 訓練時にはP247の通知書を予め消防署に連絡をしておく
- P249-P255の訓練要綱を参考にして訓練を行う
炎が直接こなくても、煙による(一酸化炭素中毒・有毒煙など)死因が多い。
煙は横への動きは遅いが、上にあがるスピードは人が階段を昇る3~4倍
従って煙を上にあげないようにする必要がある。
上記「火災が起きたら…」の作業後余裕があれば、空調設備停止・排煙設備の運転確認
…といったところです。明日は講習二日目で試験があり、合格したら晴れて資格を頂けるというものだそうですが、「ふつーにしてれば大丈夫」と言われてまして、、、これで不合格だったら洒落にならいです^_^;