転職しました

junkonno2010-10-14

今週からRoviでの生活がスタートしました。
今日で三日目なのでまだまだ分からないことだらけですが、予想以上に凄い会社だなぁと驚きの連続です。


音楽データや映像データ、はたまたこれからは書籍データなども電子化してたくさん持つようになるとおもいます。その膨大な電子データから今欲しいものを簡単に見つけて楽しんでもらう! これを実現するためのものを色々と取り揃えているのが、Roviという会社です。(注:入社三日目だから、間違っていても大目にみて〜^^)


iPodにたくさん曲入ったはいいけど、私なんか聞く曲なんてだいたい決まっちゃっているんですよ。本当はどれもこれも好きな曲のはずなのに、不思議だなって思うんです。そういった人にも、「こんなのどうよ?」って選んでくれる(あるいは選びやすくしてくれる)そういった使い道を提供しちゃいます。 こういう用途としては音楽だけでなくて、TV番組とか、映画とか本とかゲームとかいろいろできるようです。


で、何に驚いたかっていうと、東京駅のすぐそばにあるのに驚いたし(←田舎者www) 優秀な方々が多いのにも驚いたし、営業スタイルの違いにも驚きました。 そして今日一番驚いたのは…

これ!

なんと”ひとふさ”7000円なり〜〜

今日は月に一回のおやつの日(?) みんなで3時のおやつに集まってなごむ(笑)という催しだそうで、ぶどう祭りでした。その目玉がこれ「瀬戸ジャイアンツ」というぶどうなのですが、ぶどうの食感ではないです。すごーく柔らかいグミみたいで皮ごとたべれる新食感! ひとつぶ200円だぁ〜とか言いながらみなで楽しく頂きました。 おかげで多くの人と話ができて新入社員の私にはとても嬉しいイベントでした!

今日の日経新聞で一番怖いとおもったこと


話題の中心はJALの更生法申請と小沢幹事長周りの政治と金の話。どれも後ろ向きな話ばかりだけど、一番怖いと思ったのはこの記事。

韓国サムスングループ、レンズ交換式デジカメ発売

優秀な日本人が高額待遇で採用されていて、そこが力の源泉になっている可能性が非常に高い。それは多種の電子機器類でサムスンが行ってきた方法だからだ。レンズというのはアナログな世界でそれこそ伝承のむずかしい巧みな技の世界だと思っていたのだけど違うのだろうか?


コピーのしやすいデジタル機器は、ノウハウを伝承しやすいので巨額資金があれば力技で追いつく事が”比較的”容易であるとは思うが、アナログ的な世界にまで浸透してくると日本という国として非常に怖いことだと思う。


高額待遇を受けて移籍した方々を責めるのも筋違いだし、優秀な人材を放出せざるをえなかった企業を責めるのも解決にはならないと思う。グローバライズ化された現在ではこのような事象は様々なところで起こるのだろうと想像する。


そんな国を憂うる私はふと気がついた。


私の子供たち世代はこのように国を単位で考える世代なのだろうかと。


完全になくなるとは思えないけど、ずいぶんと意識が変わってきているのではないだろうか。それよりももっと違う単位、たとえばデジカメ業界全体とか、電子機器業界全体とかの枠のほうがより強い意識単位になっているのではないだろうかと。


もうすぐ38歳を迎える私はすでに過去の世代になってしまっている、そんな気分でうちのめされた朝でした^^;

ASICつらいなぁ


もう数年以上前から言われ続けていることなのでしょうが、ASICビジネスは本当につらい。


ASICビジネスとはフルカスタムで顧客の要求するLSIを作り提供する。それに対してASSPビジネスは特定マーケットに独自仕様のLSIを作り提供する。 後者はIntelとかQualcommとかが代表。


以前はASICと言えば特別な機能を実現する花形というイメージがあったけど、今はその地位はずいぶんと落ちた。 仮にASSPがユニクロとかGAPとかの衣料メーカーだとしたら、ASICは大型量販店に収めるPB(プライベート・ブランド)を作る下請け業者という立ち位置になってしまっている。


日本には大手ASICメーカーが複数乱立していた。それは日本が家電業界の雄であったからだと考えている。 2007年度の半導体年間には主要半導体会社が日本だけで26社(うちASIC事業を行っているのが7社)も名を連ねているが、この2年でかなり様変わりした。 このままだと日本の大手ASICメーカーは1社だけになる可能性が十分ある。*1 この意味するところは非常に大きい。


今までみたいにコストぎりぎりでも対応してくれるASICメーカーは淘汰され、契約書が神様と考える海外企業とのお付き合いも増えてくるはず。 となるとコスト的・各種条件的(言語・ビジネス習慣など)にかなり有利な条件でモノづくりをしてきた日本家電メーカーは今まで通りの強さを発揮できるのだろうか? 


こういった状況では無理してLSIからモノ作りするよりも出来上がった箱を買ってきたほうが良いという判断が増えてくると予想される。*2 (→さらに日本でのASICの需要が減る(*_*;)



日本の家電がこの状況になるのは怖い。 しかしこの大きな流れは簡単に変える事ができるものではないと思う。 今考えるべきは、その時我々はどうあるべきなのかという事だろう。

*1:内製中心のPanasonicなどは除く

*2:すでに一部のテレビとかその状態にある

世界の半導体製造装置市場,2009年Q3以降に回復へ

ソース:IT Pro

半導体メーカーによる2009年の設備投資額は243億ドルとなり,前年から44.8%減少するが,2010年には前年比20.9%増の294億ドルの水準まで回復すると同社は見込む。

統廃合が続いているこの業界なので、買う人が減っているわけだから不況がなくても装置業界は縮小方向に進むはず。そのような中、装置業界の市況が下げ止まるというのは、とてもうれしいNews。

分野別に見ると,ウエーハ製造装置市場の2009年の売上高は前年同期から47.1%減少し,2008年の同33%減からさらに減少幅が拡大する。

Fab Light化しているので、前工程に関する市場はさがりつづけるのは当然。

 半導体パッケージングとアセンブリ装置(PAE)市場は,2008年に前年比約25%縮小したが,2009年には同47%減になると予想される。景気の上向き状態が継続した場合,PAE市場は2009年下半期に回復方向に向かうという。

それに対して後工程部分の立ち上がりと

 自動テスト装置(ATE)市場は,前年比32%縮小するが,同年第2四半期に底を打ち,2010年および2011年に急成長する可能性があるとしている。

テスト部分の立ち上がりが見込めるというのは非常にリーズナブルな内容。

この通り進むのであれば半導体市場全体の復活は2010年後半には安定してきそうな気がする。

GPUがCPUを凌駕する時代が到来、鍵は"並列化"と"局所性"

ソース:マイコミジャーナル


内容としてはさほど目新しいものではないけど、NVIDIAの本気度がうかがえる。今まではいつNVIDAはCPU事業に入ってガチでIntelに対抗するのだろう?と思っていたのだけど、笠原一輝のユビキタス情報局
のレポートがふるっている。

NVIDIAx86プロセッサのビジネスを行なっていない。てっきり筆者はNVIDIAx86プロセッサのビジネスに参入するものだと思っていた…  (省略)

しかし、5月にNVIDIAのジェン・スン・ファンCEOに質問をぶつけてみたのだが、彼の回答はふるっていた。「すべての企業がビジュアルコンピューティングやパラレルコンピューティングの将来の話をしている。それなのに、いまさら過去の話(x86のこと)なんてする必要があるのかい?」、と。

 ファンCEOが言いたいのは、おそらくこういうことだろう。「今から金食いでAMDを除き誰もIntelにチャレンジして生き残れなかったx86ビジネスに有り金をかけるなんてバカげている、それよりもGPGPUに有り金を全部かけることで、GPUの重要性がCPUよりも増した場合、そのリターンは大きいものになる」。

1ファンとしてはx86 CPUなんいていらなくない?といっているこの言葉にカッコよさを感じてしまうし、将来はGPGPUだけのパソコンなんてできてしまう日を想像してしまう。そのためにはOSベンダーの協力が必要不可欠になるのだけど、いきなりPC向けに行くのはやはり抵抗勢力が強大だと思う。(同 笠原さんのご意見”“トロイの木馬”のようにユーザーのPCにはすでに強力なベクトルプロセッサが”は非常に興味深いけど)


そういう意味でもとってもマージンが高いHPC事業から落としていく戦略は非常に好感がもてる。一度辞めた会社だけどなんだかとっても面白そう(^^ゞ。

Cadence社が3000万米ドルのコスト削減、新たに225人を解雇へ

ソース:EDN

同社は2008年11月、1億5000万米ドル規模のコスト削減のために、約625人の従業員を削減すると発表していた。今回発表した解雇対象の従業員は225人ほどで、全従業員の5%に相当するとしている。

1クォータをおいてなおリストラですか。業界3位に落ちてしまった王者の復権はイバラの道のようですね。個人的にも知り合いが多いのでいろんな意味で心配。

TSMC、新設のNBDO部門は省・創エネ市場を狙い展開

ソース:electronicjournal

2018年までにNBDO部門の総売上高は20億ドルを見込んでおり、これにより、TSMCの2008〜2018年の売上高は年平均成長率4.5%で推移する見通しという

みなさん見ている方向は同じということで、エコがこれからの経済成長の一つの軸になるのは異論なさそう。
しかし「77歳のCEOを引っ張らざるを得なかったのは、リストラ政策で大失敗して実質上降格させざるを得なかった」という噂の煙幕にも見えなくもない。